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Stripeを使って新規SaaSを立ち上げた話をした

Stripe Japanにジョインされた元AWSの小島さんに声をかけていただき、Stripe User Community #JP_Stripes の第1回ミートアップに登壇した。 今年の3月1日にリリースしたKibela の決済周りにStripeを組み込んだ話や、SaaS特有の課金設計について話した。

Stripeは非常に良く出来ていて、組み込むだけならすごく便利。ただしビジネス要件に起因する課金や決済フローの設計には、やっぱり頭を使う必要がある。言い換えれば、Stripeの仕様とビジネス要件の折り合いをどうつけるか(どこに複雑さを寄せるか)が悩みどころで、実装以上に難しいところだった。例えば、料金プランが複数ある場合のアップグレード/ダウングレード、定額課金と従量課金の組み合わせ、前払いと後払い、日本の商習慣への対応をどうするかなどなど。

今回Webサービスの課金周りに初めて実務で関わったが、改めてサービス開発はビジネス、技術、デザインのバランスだなと感じた。

例を挙げると、今回は複数の要因から、Stripe (技術) のレールに全力で乗っかるという判断をした。Stripeはグローバルスタンダードな商習慣を前提に作られているので、Kibelaのビジネス要件もそれに合わせたものになった。そうすると、Kibela導入企業の料金支払い担当者 (ユーザー) の利用体験 (デザイン) も変わってくる。例えば、請求書ベースの支払いが慣習となっている企業の場合は、手間を増やすことになり使い辛さを感じるかもしれない。しかし今回はサービスのペルソナ的にそのようなケースは許容できると判断した。

…みたいな感じ。今回はStripeに全力で乗ってSaaSを立ち上げました!という発表をしたけど、あくまでこれは1つの事例。ビジネス・技術・デザインの三要素のどこでバランスを取るかで判断は変わってくるし、それは組織文化やチームビルディング(三要素が分業されてるならその力関係も大きく影響する)にもつながってくる話だと思う。

なんか話がでかくなってしまったけど、課金周りの事例やノウハウってあまり世にでてこないので、Stripe User Communityがそういう場になるといいなと期待しているし、お手伝いできればと思っている。